当たれ鴎スイング唸れゴム印スタンプ

千葉ロッテと趣味の郵便局巡りに関してのブログです

ゲート4(下)

あらすじ
帝国正統政府との講和を締結した日本政府は、これを機に、自衛隊・特地方面派遣部隊を総動員し、ゾルザル軍の殱滅作戦に乗り出す。その頃地球では、災厄をもたらす『門』の存亡を巡り、米・中・露など大国の思惑が交錯し始めていた。事態打開の鍵を握るのは、冥王ハーディから『門』を開く能力を授けられた魔法少女レレイのみ。各勢力が不穏な動きを見せるなか、伊丹と美少女達は、果たしてレレイを守り抜けるのか―!?

感想
ゲートを開いておくとマズイということでゲートを閉じる方向でいる日本政府。しかしその日本政府に対しアヌルス組合は「伊丹を要求する」と伊丹の身柄を要求される。一方、諸外国は「分け前ももらってないのにゲートを閉じるなど許せん!」となかば強引な手段を取り始める。特に中国。
ゲート巡る諸外国と日本政府の争い、自衛隊とゾルザル軍の雌雄を決する戦いが幕を開けるなど残り1巻ですべての伏線を回収できるのか・・・!?
一番面白かった場面は、拉致被害者を救う為、伊丹が以前演習でとった群長を人質にとり、髪が薄い群長の髪を抜き、「はい、そこしだけ返しました。」という畜生行為を実際に行う。統裁官の判定は有効。この出来事によりSは徹底的な意識改革が図られた・・・!!
この描写を想像するだけで面白い。

ゲート4(上)

あらすじ
皇太子ゾルザル率いる軍勢と日本自衛隊との戦いは、ゾルザル軍の謀略により、泥沼の様相を呈していた。そんななか、オタク自衛官伊丹耀司は、『門』の影響で発生した異変の実態を探るため、美少女達と『特地』の深奥部へ向かう。そこで一行が目にしたのは、全ての生物に死をもたらす虚無の霧・アポクリフ。日本と異世界とを繋ぐ『門』は、恐るべき惨禍を生み出していた。


感想
冒頭で、自衛隊はゾルザル軍の謀略を阻止するため、敵を殺害したところをマスコミに「自衛隊が人を殺害した。本当に殺害すべきだったのか、法で裁くべきではないでしょうか?」というリポーター発言に自衛隊員は「俺たち、警察じゃねえし」と言う。でも、自衛隊の行動上、1.敵を停止させる2.空砲で威嚇3.それでも聞かないなら射撃 という行動があるのでこの場合、敵が反撃に転じたので射撃したまでなので別にどうこう言われる筋合いはないと思われる。それに反撃しなかったら敵に殺されるし、武器は敵を殺すためではなく、味方、自分の身を守るために所持してるんだし。
伊丹一行の話は全巻でゾルザルのところに突撃する前の話、ベルナーゴ神殿で、ロウリィの天敵ハーディにゲートが出てきたことによってこちら側の世界ととあちら側(日本)で悪いことが起こってるから見てきてほしいと言われ調査する伊丹調査団。そしてゲート開き続けとくべきかどうかという話になりますね。ええ、どんどん世界がねじれくなんだかとっても悪さの予感がしますね。今巻はゲートについての話が多いです。

ゲート3(下)

■あらすじ
突如皇帝が病に倒れ、皇太子ゾルザルによる恐怖の暴政が始まった――そも報せを受けた日本政府は、和平推進派の帝国人を保護するため、帝都に自衛隊空てい団を派遣し、大規模な特殊軍事作戦を決行する。
上空を無数の落下傘が舞い、瞬く間に帝都を制圧する自衛隊。一方、急ぎ駆けつけた伊丹や異世界の美少女も、孤立する皇女ピニャを救うべく、戦火の中に飛び込んでいく!

■感想
今巻は自衛隊第一空挺団を軸とした要人の救助が大きな焦点となっているので伊丹一行はあんまり出てきません。後日本政府の対応とかが主な流れです。菅原の「シェリーは俺の嫁」宣言で「よっしゃいいぜ!連れていきなとシェリー投げて、ゾルザル派にヴィフィータが「野郎共!花嫁を守れ!抜刀!」のシーンまでの流れが熱くし過ぎて好き。



 



■以下ネタバレ











ドラ息子ゾルザルが政権を取ったことにより、「日本と講和しようとしてるやつらは皆殺しじゃー」と講和派の貴族たちを次々と捕まえていく。中には日本に助けを乞う人もいたが、日本としても「一人助けると二人、三人、四人とすべての人を救出しなければならない」というプロ野球選手のファンへのサインと同じ法則があるので無暗に動くことが出来ない。あくまで日本は講和のスタンスなので動くことは出来ない。そんな中講和派の首魁ガーゼルの親戚にあたるシェリーが菅原に助けを求める。最初は自分の名前を呼ばれるだけなので一歩を踏み出せなかったと菅原だったが、シェリーの「助けて」の一言で菅原が一歩を踏み出す。助けてという他者の救済の言葉はやはり何かを動かす力があります。その後にいった「この手はいずれにせ汚れるのだから」がカッコ良すぎる。この須川話の行動が停滞していた物語を動かしていきます。

特地の状況が動き出し日本政府の動き出すかと思ったら首相森田総理が
「選挙がー」
「マスコミがー」
「国民の目がー」
と自分の体裁と選挙への影響ばかりを気にして「現場が起こしたことなら現場で処理させればいいですよー!!」という我関っぷりを発揮し、嘉納、防衛大臣夏目に問題をぶん投げる。つくつぐダメな指導者である。他国のことばかりに目が行って自国のことはどうでもいいのか?その隙を突かれたらどうすんだ?


今巻で一番好きなシーンが、特地の門がアヌルスでは各国の大使が異世界を偵察に来た場面。
PXに特地のドラゴンの鱗、特地の地図など他国には開示してはならない物が商品と販売されており、これを見た各国は
「ヒャッホーまるで特地の玉手箱やー!!いくら?なに?こんなにするの?くっそみんなで力を合わせて買うやで~」

と力を合わせる。イギリス、ドイツ、フランス、アメリカはNATの誼で手を組み、これに対抗して中国、ロシアは新興国と力を合わせポケットからありったけの金貨をかき集め~特地の地図を買いに行くのさ~。と言わんばかりにピョンピョン飛んで小銭をかき集める。不良のカツアゲか。
韓国はいつのように日本人である自衛官から「金貸して金貸して」というが誰も貸さないというオチ担当。韓国ンゴwwwwwww

そして一番トモダチが多かったドイツ君が地図を買おうとするも情報保全担当の今津がそこらへんにいた自衛官の所持金をかき集めて特地に関する品を全て買い占めて情報漏洩を未然に防ぎ事なきを得たシーンがツボだった。

そして要人救出作戦を実行する日本政府は特地に自衛隊が誇る精鋭精強最強を誇る第一空挺団を送り込み作戦を完遂しようとする。
ヤッホォー最高だぜぇー!!!!空挺団に関する知識の描写が事細かに書かれていて良いです。すごくいいです。空挺降下時のページは空の神兵を聞きながら読みましょう。
空からは空挺、地上から普通科、機甲科、Sによる侵攻作戦。帝都に攻め入る自衛隊・・・。うーん燃える展開だ。

あれ・・・伊丹が出てきてない。伊丹が出てきたのは後半の話が終わりそうなところで出てきます。前回レレイが暗殺者に狙われているので、ゾルザルぶっ殺せばいいじゃね?となったが、今津に「ゴルゴを読めゴルゴを。まず依頼主に辞めされるのがいい。」
という結論に至りゾルザルの元へ行った伊丹一行。ピニャの諮問中に乱入してきた伊丹の顔を見たゾルザルは「うああああー(椅子から転げ落ちる)」と驚きながらも「ぼくがかんがえたさいきょうへいき」のジャイアントオーガを見た伊丹は「うわー装甲騎兵みたい!」と感動しながら拳銃は放つも跳ね返されるのでレレイの魔法で一掃してもらい、ゾルザルに暗殺者を引かせるよう説得するもゾルザルが首を縦に振らないので、アーチャーの威嚇射撃で首を縦に振らせる。はちきゅーさんみたいなやり方じゃねえかー!

その後、床に倒れていた皇帝とピニャを救出して新たなる政府を作りゾルザルとピニャが対決する構図を演出する皇帝であった。ここで3巻の話がおわります。


マスコミは自分の懐を豊かにするなら何でもいいってはっきりわかんだね。

ゲート3(上)


■本巻のあらすじ
帝国皇女ピニャの尽力により、日本と帝国との和平は少しずつ実を結ぼうとしていた。
そんな友好ムードの中、伊丹は第3偵察隊の任を解かれ、特地の資源調査を命じられいつものメンバーにヤオを加え学都論出るを訪れる。
街の住民と親交を深める伊丹一行。しかしそこには、炎龍討伐の英雄とされた摩導師レレイを狙う、闇の視覚が待ち伏せしていた。

 


前回の炎龍退治後、炎龍を退治したのはだれか?という話になった帝国はレレイが倒したということにされ、その栄光に嫉妬&皇帝からハブられてるゾルザルはレレイに増悪する。そんな中皇帝が倒れ、ゾルザルがクーデターを起こし、レレイを暗殺すべく刺客を送る。こ
今巻は特地の学都ロンデル、魔導師の現状、レレイの姉アルペジオ登場。姉妹による決闘、レレイが暗殺者に狙われる中、学会の発表会の際どうやって暗殺者を誘い出すか?という話が主で、これまでのように自衛隊の話はあんまり登場せず特地の世界の話がメインです。自衛隊話が好きな自分にとってはちょっとファンタジーの話は頭が追いついていきませんでした。天空の城ラピュタムスカの「目が目がぁ~」ネタが出てきたのは笑ったけど。

ゲート2(下)

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本文はネタバレも含みます。


皇帝のドラ息子、ゾルザルを殴った後の帝国の皇帝の即位をゾルザルが狙っているということ、ディアボという新キャラが出てきて、ゾルザルが皇帝の後を狙っているという話とピニャが芸術の擁護者になりたいという話。ゾルザルの夜伽テューレが日本と帝国の戦争を長引かせるために紀子の暗殺をを企む話から始まります。
日本外交は日本国内に武装した外国の軍隊を入れることはできない。各国の考えるそれぞれの思惑。

伊丹は柳田の話を聞いて嫌な予感がしていてその予感は的中。
村が全滅し父親が亡くなったがまだ父親が生きていると錯覚しているテュカの姿を見て、テュカの父親を演じる伊丹だったが、現実と夢想の矛盾点に苦しむテュカ。自分の一声から精神病になった母親を思いだし苦悩する伊丹。 この母親が精神病の病棟の描写はくるものがあります。
その姿を見て炎龍を討伐したらいいじゃないかと言う柳田に、自分の私事で討伐したら部下の半分は死ぬので行けないという伊丹。どうしたらいいかと思い悩む伊丹の姿を見て、エルベ潘王国のデュランに「危険とわかっていても退くことが許されないときがある。負けると承知していてもなお、進まなければいけない時がある。馬鹿にならねば男はやっていけない。」とアドバイスを受け、第三偵察隊の任務の指揮を放棄して、炎龍討伐に向かう伊丹、テュカ、ロゥリィ、レレイ、ヤオ。
戦闘訓練も馬鹿でなければやってられないです。
復讐してなになるとよくミステリー漫画では言われますが、人間の心には区切りが必要で、復讐して虚しくなり、その虚しさを味わって次に進んでいけるのです。

一方、柳田が紀子の暗殺を阻止した頃、暗殺を企てた奴は誰かという話になって、日本と帝国の講和をよく思っていないやつにカウンターテロをしかける二科。

「このマ・ヌガ肉を焼いたのは誰だっ!?」
美味んぼネタも出てくるよ。
伊丹の支援するため空の王者、ファントムと空自の誇りをかけた炎龍との意地の張り合い・・・!!!!









なお、こんがり焼けて整備班長ぶちギレ。

伊丹逹は炎龍が住む場所までヤオと炎龍を討伐するために立ち上がった7人のダークエルフと炎龍の巣に行き、ダークエルフにLAMの使い方を教え、伊丹は爆薬を製作し、製作し終わったと思ったら炎龍との白熱した闘いが始まり、描写が想像を掻き立てられ手に汗握る闘いが読み応えがあります。
レレイが「死ね、糞とかげ野郎」とか言いながらAUOみたいに財宝が如く転がっていた剣の嵐を炎龍に放ったりします。
闘いが終わったら終わったらで、新キャラが出てきて、炎龍がなぜ冬眠期なのに目覚めたか、信仰とは何かが分かった後にファントムと野戦特科隊の砲弾攻撃からの普通科部隊の侵入がかっこいいです。 こうして伊丹は実力以上の評価をされていくのであった。

エピローグは伊丹が一歩を踏み出して終わります。
最後のロゥリィがぐうかわ