当たれ鴎スイング唸れゴム印スタンプ

千葉ロッテと趣味の郵便局巡りに関してのブログです

ゲート5(上)

概要
『門』の封鎖を決定した日本政府に対し、異世界の権益を求める諸外国陣営は銀座占拠という暴挙に出た。さらに『門』を再開通させる能力を持つ魔法少女レレイが何者かに攫われ、日本は外交上窮地に追い込まれてしまう。その頃『特地』では、自衛隊の防御が手薄になった正統政府軍の本拠地イタリカを、ゾルザル軍主力が急襲しようとしていた。巨大帝国を二分する内乱は、ついに最終決戦の時を迎える―!超人気の自衛隊×異世界ファンタジー、文庫化第五弾・前編!


ゲート最終巻の前哨戦です。自衛隊はこの戦争を終わらせるために戦い、アヌルスの住民はこの先どうなるかと不安になり、陰で渦巻く陰謀。日本銀座ではPKOに偽装された各国の軍隊によって銀座駐屯地前が占領され、中国の外交,超限戦に翻弄される日本。そんな中、レレイが拐われたと聞いた伊丹が立ち上がる。




ゲートの中と外では終幕に向けての伏線が張られていきます。
そして、伊丹をアヌルスに残そうと画策するヒロイン達。ほぼヤンデレに染まってて怖い。
翼竜に苦戦するヘリ部隊がデュランの体を張った防御からの反撃する描写が王道です。神子田一佐の台詞が三木慎一郎で再生される。
そして元第三偵察隊の基準柱黒川が、自衛隊中央病院で転属後は門の世界で培った体験、伊丹の人生観が影響し、黒い部分が増幅したはっちゃけた毒舌黒川になりその豹変っぷりが、ネギま!の春日春美を彷彿とさせました。 海上自衛官の父の潜水艦が 沈む
ことを楽しみにしてる畜生っぷりを発揮する。



など読み所沢山です。


超限戦・・・中国人民解放軍空軍大佐が唱えた考え、社会の全領域を戦場と位置づける新しい戦争の概念。軍部だけでなく世論を操るメディア論、為替を操る金融戦、資源戦、相手の正当性を疑わせる心理戦、コンピューターテロなど