当たれ鴎スイング唸れゴム印スタンプ

千葉ロッテと趣味の郵便局巡りに関してのブログです

ゲート2(下)

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本文はネタバレも含みます。


皇帝のドラ息子、ゾルザルを殴った後の帝国の皇帝の即位をゾルザルが狙っているということ、ディアボという新キャラが出てきて、ゾルザルが皇帝の後を狙っているという話とピニャが芸術の擁護者になりたいという話。ゾルザルの夜伽テューレが日本と帝国の戦争を長引かせるために紀子の暗殺をを企む話から始まります。
日本外交は日本国内に武装した外国の軍隊を入れることはできない。各国の考えるそれぞれの思惑。

伊丹は柳田の話を聞いて嫌な予感がしていてその予感は的中。
村が全滅し父親が亡くなったがまだ父親が生きていると錯覚しているテュカの姿を見て、テュカの父親を演じる伊丹だったが、現実と夢想の矛盾点に苦しむテュカ。自分の一声から精神病になった母親を思いだし苦悩する伊丹。 この母親が精神病の病棟の描写はくるものがあります。
その姿を見て炎龍を討伐したらいいじゃないかと言う柳田に、自分の私事で討伐したら部下の半分は死ぬので行けないという伊丹。どうしたらいいかと思い悩む伊丹の姿を見て、エルベ潘王国のデュランに「危険とわかっていても退くことが許されないときがある。負けると承知していてもなお、進まなければいけない時がある。馬鹿にならねば男はやっていけない。」とアドバイスを受け、第三偵察隊の任務の指揮を放棄して、炎龍討伐に向かう伊丹、テュカ、ロゥリィ、レレイ、ヤオ。
戦闘訓練も馬鹿でなければやってられないです。
復讐してなになるとよくミステリー漫画では言われますが、人間の心には区切りが必要で、復讐して虚しくなり、その虚しさを味わって次に進んでいけるのです。

一方、柳田が紀子の暗殺を阻止した頃、暗殺を企てた奴は誰かという話になって、日本と帝国の講和をよく思っていないやつにカウンターテロをしかける二科。

「このマ・ヌガ肉を焼いたのは誰だっ!?」
美味んぼネタも出てくるよ。
伊丹の支援するため空の王者、ファントムと空自の誇りをかけた炎龍との意地の張り合い・・・!!!!









なお、こんがり焼けて整備班長ぶちギレ。

伊丹逹は炎龍が住む場所までヤオと炎龍を討伐するために立ち上がった7人のダークエルフと炎龍の巣に行き、ダークエルフにLAMの使い方を教え、伊丹は爆薬を製作し、製作し終わったと思ったら炎龍との白熱した闘いが始まり、描写が想像を掻き立てられ手に汗握る闘いが読み応えがあります。
レレイが「死ね、糞とかげ野郎」とか言いながらAUOみたいに財宝が如く転がっていた剣の嵐を炎龍に放ったりします。
闘いが終わったら終わったらで、新キャラが出てきて、炎龍がなぜ冬眠期なのに目覚めたか、信仰とは何かが分かった後にファントムと野戦特科隊の砲弾攻撃からの普通科部隊の侵入がかっこいいです。 こうして伊丹は実力以上の評価をされていくのであった。

エピローグは伊丹が一歩を踏み出して終わります。
最後のロゥリィがぐうかわ