当たれ鴎スイング唸れゴム印スタンプ

千葉ロッテと趣味の郵便局巡りに関してのブログです

ゲート5(下)


概要
オタク自衛官伊丹耀司と美少女達がレレイ奪還に動き出すなか、異世界でゾルザル軍掃討に後一歩のところまで迫った自衛隊・特地方面派遣部隊に、まさかの撤退命令が下った。日本政府との連絡が途絶え、混乱する自衛隊―『特地』に残るか、日本に戻るか、それぞれの隊員達が下した決断は?伊丹達はレレイを救出できるのか?帝国の内乱、そして『門』の行方は?激動のシリーズ本編、ついに完結へ




レレイ救出のため、銀座の空からパラシュートで降下する作戦段階からのお話。アヌルスではゾルザルの舞台に襲われる一般市民を助ける第三偵察隊の面々。脱兎の命が出ているので、待機せよ、命令を無視して部隊が成り立つか!という運用訓練幹部に反発する陸士達。自分達は覚悟は出来ている。このまま背中を丸めて行きたくはないと。その熱意と覚悟を受け取った檜垣三佐の発した「只今より第三偵察隊の指揮を檜垣がとる!」が好き。人間、規則に囚われて何もしないか、規則を破ってでも大切な何かを守るために行動を起こすかで人間の価値は決まる。とこの本の2巻辺りで書かれていました。
某陸曹の「ヒーローが変身ポーズを取っているときは攻撃してはいけない。」というルール。前作の仮面ライダーでは普通に破ってましたねw

ゲート内では陸将狭間とNGO団体の代表劉と名乗る人物と交渉、レレイを確保した途端横取りしようとするアメリカ。そして用が済んだら門を破壊しようする中国。まさに絶体絶命も、ヘリから死亡フラグを受け継いだ伊丹達が落下してきた拍子にレレイを奪い返すも、ゲートと違う世界が繋がりよくSFで出てくる生物が出てきてドーム内がパニックに・・・。

その頃密かに総理が変わったり、淫行してたテレビ局トップが公安のペイバックタイムにより逮捕されたり色々と物語が終末へと向かっていく。

ゲートの中ではピニャ軍とゾルザル軍の戦いはゾルザル軍が後一歩のところで形勢を手中に収めようとするときに起こる自然災害。そしてその後のピンチに現れる航空自衛隊のF4とその他諸々の現れるタイミングがお約束で好き。
そして古田とテューレを連れて帰るのか!?

伊丹はゲートと結ぶもうひとつの世界との接続を切るように命ぜられ果たしてうまくいくのか・・・。伊丹、自衛隊は世界を救えるのか!?




■感想
5巻上巻のフラグを一気に回収して、早足だったのが駆け足になってそのままゴールに突入した感じですね。戦いの緊迫した場面でお助けキャラが出てくるタイミングは個人的に好きですね。個人的には伊丹一派が主役なので最終巻ということあるのでもっと活躍させても良かったかなと思います。個人的には欲に溺れた中国が全員に退場したときはざまあwwと思いました。政治家に関してもこんな行動力と信念を持って活動してる人なんてごく僅かだなと。結局選挙で当選しなきゃ自分の生活も危ういので当選して次の任期、また次の任期と。選挙に当選するだけの選挙屋が多いのが現状でしょう。給与が多すぎるのかな?まあ、政治家は方針、予算、予算の運用方法を決めるのが仕事なので実際に動くのは下のほうですからね。
テレビ、マスメディアの記述も今やってる9時54分頃からやってるニュース番組なんかも自分たちが動きやすいするためのムード作りの一貫なんだな。と思いながら見てます。コメンティターも身内ですからね。やっぱり編集されたものだから編集された通りにしか伝わらないからなあ。
シリーズを通しての感想は1巻が自衛隊や日本の話についてで、導入編としては面白かったです。2巻からはヒロインの掘り下げ、3巻はゲートの世界の話。4巻は5巻への繋ぎ。あんまり面白くなかった。5巻は、上巻は「これは繋ぎ・・・繋ぎなんだぁ!」と読み、下巻でスロースターターからの帳尻合わせといった感じでhした。でも結末は悪くないし。好き。現実の世界があんな綺麗にいったらみんな幸せになれるかなあ・・・?テューレは救って欲しかったな。
ゲートは自衛隊あるあるとファンタジーを足した作品なので読む人を選ぶかもしれません。描写を頭の中でイメージする力が必要です。そう、イマジネーション!!



ゲート外伝版が大きな本で出ていますが文庫で出た際に購入を検討したいです。あとクリアファイル意外にもグッズが欲しいです。


権力や社会の動向を監視し、警鐘を鳴らす木鐸の役割を